3DCGのお話(その2)

2019年5月11日

3DCGとは何なのかが分からない人たち

子供の頃からテレビゲームに親しんでいる今時の人たちには意味の分からない世界になるのかもしれませんが、3DCGが何なのかを理解できない人たちが居ます
テレビゲームが出て来た頃、もうそれで遊ばない年齢になっていた世代の方々は例えるならば「PCの中に空間がある」という事を理解できない人が多いのです
世代でいうとバブル世代から上の方々です
ギリギリ子供と言える時代にテレビゲームが出現した私たち団塊ジュニアの上司世代なので、いまだに3DCGを説明する機会が偶にあります
何故なのかを考えてみた結果、おそらくこうなんだろうな!という仮説が出来ました

PCの中に仮想空間が広がっている

例えばスーパーマリオブラザーズ、2次元のドット絵横スクロール型ゲームですが、プレイヤーはマリオを自分の体の一部の様に動かして遊んでいるんですね
それはファミコンの中に仮想空間が広がっている事を無意識に理解してるって事なんだと思うんです
だから表現が3次元になっても感覚は変わらず遊べる、この仮想空間という物の認識がテレビゲームをしてこなかった人たちには無い事が原因
子供だって自分で体験して覚えていくのですが、大人になると頭が固くなりますからね、初めてそれらと触れ合ったときの年齢で差が出るのではないかと思いました
基本的に勝手に考えて無理やり言葉にしているので、すべてがふわふわした表現で申し訳ありません

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CADは図面を作る物

3次元的感覚が備わっているバブル世代以降の方ももちろんたくさん存在します
ところが私たちの設計屋業界には3次元的感覚はある物の、作り上げた3次元図形の用途を理解できない人が沢山います
バブル世代以前の設計屋さんたちは、手で図面を書いていました
製図板とシャープペンシルと定規で書くのが当たり前、団塊ジュニアの私たちが就職した時期でもまだ設計士は手書き、トレーサーがCADというスタイル
CADは清書をして紙に出力する道具という認識が根強く残っています
でも今は大手ゼネコンを筆頭に、零細企業まで手で図面を書くことはまずありません
設計士がCADを操作して設計をします、もうトレーサーという職業はありません
設計自体は3次元CADを使って立体的に設計します、昔は設計者の頭の中だけ立体で、図面は2次元、平面と側面・断面、詳細図を組み合わせて表現していました
立体で説明しないとどうしても伝わらない部分は等角投影図という製図手法を使って
対象を斜に見た形の絵を書いて伝えます、英語ではアイソメトリックと言います
建築でもパースや鳥観図という手法がありますね、これらは両方とも絵です
別の角度から見たかったら別の角度から見た絵を新たに書かなければいけません
一昔前の住宅の広告に書かれていた完成予想図とかがそうですね
今は3次元設計しているので、設計したデータを見せたい角度から見せているだけです
今でも、施工図と言われる、実際現場で物を作る時に使う図面は2次元です
このスタイルが今の業界標準、だからバブル世代以前の人でも3次元設計までは理解できるのですが

私が出向先で請けた仕事は図面じゃないんですね
もう設計済みのプラントの3次元図形を作るだけの仕事
この図形を作るだけという部分が理解できないんです
3次元CADは2次元図面を作るためにあるんでしょ?っていう理解な人たちなので
仮想空間を真の意味で理解できていないって事なんだと思うんです
作った3次元の図形をデータのまま納品する仕事だって何度説明しても
作った図形を2次元展開して図面を納品すると脳内変換しちゃうw
勝手に脳内変換してるだけなら、何も問題ないんですが、客先にその分も請求したがるので厄介なのです

AutoCADで作った露天風呂のベースモデル
CGアプリで質感等を付けた完成モデル

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