OSの話
GIGAZINEの記事で見つけた『BeOS』を見て、懐かしいから記事を書こう!
オペレーションシステム
OSとはオペレーションシステムの事
PCあんまり分らない人向けの記事を書こうと努力していますが、どこまでかみ砕くかっていうレベル調整が難しいよね、という事でおかしな表現が出るかもしれませんが、華麗にスルー推薦です
PC使う人ならだれもが知っているであろうOSはWindowsとmacOSとiOSとAndroid、人によってUNIXやLinux系とChromeOSくらいかな?
古い人ならMS-DOSとかOS/2とか、国産OS「TRON(トロン)」とかもね
これらの各種OS以外にもマニアックなOSがあって、その中の『BeOS』というOSに将来性を見出してベータテストに参加していた事があったので、懐かしいなと思ってね
実際は、実務で使うにはアプリケーションが必要なのでOSだけじゃどうしようもなくて、PC版の製品版を手に入れて何度かのバージョンアップ後、開発終了やむなし
OSでスタンダードになるにはテスターの数が最重要、PCの種類は星の数ほどあるからね、どれでも問題なく動く物にしないとダメ、そうなると会社の規模が大きくないと絶対勝てない
画期的でカッコよくて面白いOSだったから、もしこれが主流になってたらPC活用スタイルは今とは違うものになっていたかも?!と思うと複雑な心境になります
OSとは何なのかを、ここで説明し始めるとめっちゃ長くなるので、興味のある方はWikipediaさん見てください
MacOSとiOSは一度も使った事が無いので何も知りません、知ってるOSだけさらっと紹介
DOS
有名なのはMS-DOS、MSはマイクロソフトの略称、DOSはディスクオペレーションシステムの略です、他にもPC-DOS(IBMのDOS)当時は今みたいに情報過多な世の中じゃないので、種類があること自体を知らなかったけどね、Windowsが出る前の主流OSでした、日本国内のビジネスパソコンはNECのPC98シリーズの独壇場
仕事でパソコン使う人は全員MS-DOSを使ってました、Versionは3.3Cとか
私が社会人になって初めて触ったパソコン、当時はワープロソフト「一太郎」と表計算ソフト「ロータス123」を使うだけの箱でしたね
マイクロソフトは米国の会社、アルファベットしか使わない国が開発したOSは漢字を使う事を前提としていないのでOSだけでは日本語が表示できませんでした
そこで日本メーカーは考えた、ハード的に日本語を記録してそれを呼び出して使えば非力なパソコンでも日本語使えるんじゃない?ってね
そこで開発されたのが漢字ROMと言われる物、マイクロソフトと日本メーカーが共同で漢字ROMから漢字を読みだして利用するように改造されたMS-DOSが発売されました
こういう事情で日本のPC事情がガラパゴス化しました、NECのせいではなく日本語のせいです
PCの性能が上がって漢字ROMを必要としなくなった頃、ソフトウェア的に日本語を表示する性能を持ったDOS『DOS/V』が1990年に登場、ここから先、日本でも所謂今のPCが主流になり始めました
PCとはパソコンの略ではなく、IBMが販売した「IBM PC AT」という機種名の事です
「PC」の後ろの「AT」はグレード名、他に「XT」もあるけど、基準になったのは「AT」の方で、出てきた当時は「PC/AT互換機」と呼ばれていました
今皆さんが使っているPCはすべてこのPC/AT互換機と言われる物、IBMのPC ATの規格がISO規格になっているので、その規格に則った互換機という物になります
だからApple社が出したMacの事はPCと呼びません、MacはパソコンだけどPCではありません、間違えないようにね!
DOS/Vが出た頃は日本のPC市場はまだNECが独占していた時代、PC/AT互換機を使うのはマニアとごく一部のビジネスユースだけで、PC雑誌が創刊され始めたような時代でした
これが変わったのは、Windows3.1が出てきた1992年以降、NECのPC98シリーズと比べると激安なPC/AT互換機が注目されるように、秋葉原にもPCパーツショップが次々と出てきてね
DOS/VとWindowsの出現でNECの天下だった日本のパソコン事情が一変したんです
Windows
マイクロソフト社がMacの様な操作性を目指して作ったとされているOS
細かいリビジョンが存在しますが、大きくバージョン分けをすると以下
- Windows 3.1
- Windows 3.11(Windows For Workgroups 3.1)
- Windows NT 3.1
- Windows NT 3.51
- Windows 95
- Windows NT 4.0
- Windows 98
- Windows 98 SE(Second Edition)
- Windows 2000
- Windwos ME(Millennium Edition)
- Windows XP
- Windows Vista
- Windows 7
- Windows 8
- Windows 10
Windowsには当初2つの系統がありました、無印とNT系、無印は一般用、NT系は業務用という分け方、どれがNT系かというと【3,4,6,9】11のXPで統合されました
Windows 3.1/3.11
一般に販売された最初のWindowsはVer3.1でした、このWindows3.1は厳密に言うとOSではなくGUI(グラフィカルユーザインタフェース)OSはDOS/Vでした、DOS/Vを起動してWindows3.1を起動するという使い方、DOSは基本コマンド操作、Windwos3.1はそのわずらわしさを排除したランチャーとかメニューの様な物だったんです
2番目のWindows3.11はネットワーク対応の3.1、当時はインターネットが無かったので、会社でネットワークを組むときはサードパーティ製のネットワークシステムを導入する必要があって、有名どころでは『NetWare』とかね、マイクロソフト社も別売で『LAN Manager』なんて言うのを発売していたり、3.11はこれらメジャーどころのネットワークにアクセスできる機能を付けたWindows3.1で日本語版は発売されていません
当時はCD-ROMドライブは高価だったので、インストールにはもっぱらFD(フロッピーディスク)を使っていました、Windows3.1の日本語版だとFD14枚、これが英語版だとFD8枚、日本語を表示するためだけに6枚分多い=重いという事、当時はPC性能もあまり高くなかったので、工業用3DCGを作っていた私は英語版のWindowsを使ってました、でね、使っていたCADも英語版だったんだけど、CAD内ではフォントさえ入れれば日本語の表示は出来るので、そのCAD専用の日本語フォントを入れたりして使っていたのですが、知ってる人は本当に少ない有るツールが救世主でした、今でも存在する有名な会社『ソフトバンク社』が発売した英語版Windowsで日本語を扱えるツール『Win/V』相当なレアツールなので知ってる人少ないと思うけど、ちゃんとWikipediaにページがあります、これを私は自腹で買いました
Windows NT 3.1/3.51
Windows3.1はOSではなくGUIと上で書きましたが、NTシリーズは新たに開発されたOSです
NTの名で分かる様にネットワーク機能も標準装備したビジネス向けOSです
個人ユーザでも安定を求める人やマニアな人は使っていたNT系、私はこの時はまだPCを個人所有していなかったし、ネットワークも個人ユースではあまり必要なかった時代だったのも相まって手は出していません
Windows 95
95は秋葉原でカウントダウン販売をしたりしてマニアじゃなくても知ってるOS、マイクロソフト社を日本人のほとんどが知る事になった切っ掛けのOSですね
よっぽど革新的なOSなんだろう!そう思いがちですが、実はシステム的には3.1の頃とあまり変わってません、違うのは3.1はDOSとWindowsは別売りだったので、知識が無いと使えない物でしたが、95はセット売りになったという事、PCを買って、Windows95を買って自分でインストールすればそのまま使えるというのが売り
Windows3.1との違いは、標準でネットワークに接続できるところ、無印95はインターネット接続に必要なプロトコルである【TCP/IP】は入って無かったのですが、後に発売された所謂SP(サービスパック)のOSR2から【TCP/IP】が標準装備されて日本にインターネットを広める切っ掛けになったOSですね
Windows 98/98SE/ME
無印98は95のSPであるOSRをすべて網羅して整理したOS、まだDOSのGUIです
98SEは簡単に言うと無印98のSPを適用したパッケージ、MEも同じ
Windows Me(Windows Millennium Edition)には98とは付いていませんが、システム的に9xシリーズなので98MEと呼ばれています
マイクロソフト社は将来的に無印系(9x系)とNT系を統合するという計画をしていて、当初の予定では次に紹介するWindows 2000で統合しようと画策していたそうなのですが、まだ時期尚早という神の声?か何かで9x系の最後のバージョンとしてMeを発売したという経緯がありました
Windows 2000
NTシリーズからNTの文字が無くなって統合準備の最終段階として発売された2000、私は98から2000に乗り換えた口、SEとかMeは使ってません
NTシリーズの後継なので、DOSは必要ない安定したOSです、ビジネス向けOSなので余計なエフェクトは無くて軽いのが良かった、遊びならハングアップやブルースクリーンも原因究明とかで無理やり楽しめるけどw仕事では絶対起きて欲しくないので安定は一番大事です
Windows XP
XPで9x系とNT系が統合されました、一般向けOSでやっとDOSを必要としない物、このXPの最終進化系がWindows10になりますが、XPの頃はまだ32bit版がメインストリーム、2000の見た目が派手になった系OSですね、XPから「システムの復元」という機能が標準装備されました、何か新たな物をインストールしてエラーが頻発するようになったとか、ハードを追加したら起動しなくなったとかっていう不具合を解消するのに「システムの復元」機能はとても便利です、あと標準でCD-R/RWに書き込む機能が追加されました、XPの時代にはもう読み込み専用のCD-ROMドライブだけなんてハードはほとんど無かったしね、秋葉原で数千円でCD-Rドライブが買える時代、私が初めてCD-Rドライブを買った時なんて10万円くらいしたんだけどね、書き込み速度も4倍とかね、XPの頃は3000円で24倍とか、今なんてDVD-R/RWも使えて2、3000円でしょ、すごい進歩だよね
Windows Vista
ビスタは次に出る7とXPのつなぎ的位置付け、元々はXPのSE的物だったんだけど、7の開発が遅れたのかな?急遽、新バージョンとして売り出されたという経緯がある物で、当時はもう情強wだった私は買いませんでした
ビスタの新機能は「Aero」GUIの見た目を透過させたりエフェクトを付けたりした物、当時は重くて不評でしたねw
メニューがリボンになったのもビスタから、でも結局リボンって使いやすいけど、作業スペース狭くなるので、良し悪しで、これを強制されるのはねーって事で、今はあまり見ませんね
あとはUAC(ユーザーアカウント制御)システム管理とかをしない人にはなじみがないかもしれませんが、これでセキュリティを確保している重要な機能です
Windows 7
7でビジネスユースでは64bit版を選択するのがデフォになりました、32bitと64bit何が違うのかというと、まずはCPUが対応している事が大前提、IntelならCore 2シリーズ以降、AMDならAthlon64以降、7の頃は大部分のPCに入ってるCPUが64bitに対応していたので、結構すんなり移行できたと思います
何が良いのか、一度にやり取りできる容量が増えるからスピードが速くなるとか、扱えるファイルサイズが増えるとか、簡単に言うのは難しいんだけど、コンシューマーゲーム機とかでも聞くでしょ?任天堂64とか
処理が速くなると何が良いのか、1度に処理できる量が増えるって事は、32bitだと10回往復させなきゃいけない処理を64bitだと5回往復で済むようになる、そうすると省エネになるよね、電気が行き来すると熱を発生させるけど、回数が半分になれば熱の発生時間も半分になって、逆に考えると、倍の処理をしても発生する熱は前と一緒、解るかな?
「エネルギー保存の法則」とかに関係する事なので、それを理解するモードに無いと何言ってるんだかさぱり分らないのが普通です、気にしないでください
Windows 8
8はタブレットやスマホで使う様に改良された7です、PCで使う人にはあまり必要のない機能満載で私は購入していません
結構な部分で見た目も操作方法も現行のWindows10に似ています、というか10は8の不具合を直した物だったりします
タブレットやスマホ向けだけあって、ガジェットが豊富でした、10でも最初の頃は天気予報ガジェットとか便利だったんだけど、セキュリティが低くて削除されましたw
Windows 10
そして現行モデルの10です、Windows7以降からの無償アップデートで今ではOSシェアナンバーワンになってます、10の目玉機能は『Cortana』かな?私はPCに向かってる時はマイクが無いので音声アシスタントの出番はありません、そもそも日本語認識能力低いみたいなので、使ってる人見たこと無いw
Windows10の次期バージョン、バージョンなのかリビジョンなのかは解りませんが『10X』と呼ばれている物のリーク情報が出ました、UIがだいぶ変わる様です、なんかMacみたい
UNIX/Linux/Chrome OS
DOSやWindowsやMacOSはパソコンのOS、AndroidやiOSはスマホのOS、UNIXはサーバやワークステーションで使われるプロ用コンピューターのOSです、パーソナルじゃないよって事、ちなみに、MacOSやiOS、AndroidはUNIXベースのOSです
商用(商品)として流通している物と、オープンソースで無償の物の2種類があって、後者のオープンソースの方はLinuxとかBSDとかAndroidやChromeOSがあります、ChromeOSはちょっとイレギュラー、Chromebook専用のOSで無償だけどOS単体では配布されていないしオープンソースじゃない、同等性能の『Chromium OS』はオープンソースじゃないけど、無償配布されています
Linux/BSD/Android
オープンソースっていうのは、プログラムの中身を無償で世界に公開して、有志みんなで使用して開発していきましょう!というプロジェクトの事
非力なPCやメディアプレイヤー等機能を絞った専用PCにWindowsを入れるのはお金勿体ない、そんな時に重宝するのがオープンソースのOSです
Windows版しか出てないアプリを使う必要があるなら選択肢はWindows一択ですが、そうじゃない、WEBを見てメールが使えて、動画共有サービスが使えればいいのなら、Windowsを選ぶ必要はないよねって話です
Amazon Fire TVとかGoogle Chromecastとか安価な中華タブレットとかに入ってるOSがもれなくAndroidなのはオープンソースだからですよ、OSが有料だと端末代+OS代となるので、端末の性能が低くなりがち、AppleTVはiOS風のOSで有料OSです、Apple製品はブランド込みで買うので他とは比べられないけどね
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